開高健~冬のアームチェアフィッシング

今年初の更新となります、今年も宜しくお願いいたします。

冬は釣りにほとんど行かない時期になる私。
5月~11月はアウトドア、12月~4月はインドアがメインとなっています。

「インドア」は具体的には読む見るメインで、小説エッセイ漫画アニメゲームで興味があり未鑑賞のものを冬に集中的にこなしていってやがて春になる、の繰り返しですね。

釣りつながりでは、前から持っていたものの一部読んでいなかった開高健作品を読んでいます。
アームチェアフィッシングというのは氏の作品によく出てくる単語です。響きがいいですね。肘掛け椅子で釣り妄想をするイメージと思いますが、私の実態は座椅子もしくは寝っ転がって読んでるだけです。

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なんでもキャッチアンドリリースの概念を日本に伝えたとかいわれている開高先生。
実際の文体は堅苦しいものでなく、あたかも自分が遠征釣りに行ったような気分にさせてくれる内容が多いです。
釣れた瞬間のことよりも、そこまでの道中や、釣れない時の過ごし方などがついつい自己投影してしまって引き込まれますね。

おすすめはやはり一番有名と思われる「オーパ!」シリーズ。
同行者との掛け合いや、実際に現地滞在している間の生活そのものが面白い。へんぴな処で釣りすると必ず現実問題になる排泄事情なんかも細かく記述があったりして、「御叱呼」「雲古」が頻出単語だったりします。

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もう20年以上前の出版作品が多いですが、現代の釣り事情とあまり変わらないくだりも多いです。
人は昔から「以前は釣れたけど釣れなくなった」と言っているんですよね。翻訳すると、釣り人にとって最髙に釣れた瞬間の後はすべて過去であり、人は常に最高のときと比べて「釣れない」と言っている、ということなんでしょうか。

『今年(一九八七年)は六月に出撃した。北半球の釣りはなんといっても六月である。魚がなにであってもそうである。冬ごもりの後の荒食いや産卵やいろいろのことがかさなってそうなるのである。これについでいいのが九月、国と場所によっては十月である。』(オーパ!オーパ!モンゴル・中国編 スリランカ編より引用)
このくだりなんて、全種の魚かはともかく、おおむね同意する釣り人も多いのではないかと思います。

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上はオーパ!アラスカ編の写真の一部。釣行写真が多いのも魅力です。
これはアラスカの魚ということだけど、北海道で釣れる魚の色違い近縁ばかりに見えますね。アイナメ・ソイ・メバル・カレイ・カジカにしか見えません。

このブログ、去年は意識的に「である」体で書いてみましたが、これは開高エッセイを参考にしたものです。ブログ初期の記事は本当に様々統一感のない文体です。釣りブログで「である体」は見ないので、差異化にいいかな、ということで使ってみましたが、一人称の「である」で書き通すのは結構手間です。あと筆者が年輩に見られる気もします(まだ30代です)。今後やめていたら面倒になったのだと思ってください。

さて、2月はシマノのリールオーバーホールキャンペーンがあります。
記載しませんでしたが去年は新中古のカルカッタコンクエストDC100を買っており、これとフルブレーキで使っていた07メタマグ7を出そうと思ってます。海水淡水混ぜて使ったのでちょっと結果が怖い今日この頃です。

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