戦略と戦術 野球編

W杯も佳境にはいり、日本サッカーが現時点で通用しないことを再確認させられるプレーの連続です。どこに失望したかといえば、日本がチームとしてどの視点で切っても優位な面があるように見えなかったからです。
数年に渡るチーム編成と最終メンバー選考、試合で点を取るためのアプローチ。
前者が「大局」である戦略的失敗、後者が「局地」である戦術的失敗。これから強くなるには、日本人の特質を生かした戦略、戦術面の双方が正しく導かれることが必要です。


突然戦略戦術論を持ち出した訳ですが、そう詳しい知識はありません。が、このアプローチは何かを決定する際、古典的ですが全方位的に応用が効く思考回路だと思います。
どこまでが戦略(strategy) で、どこからが戦術(tactics)かの区分、戦略のMAXの視野をどこに置くかで、無限の解析方法があり、これらの設定が正しいとき、物事の本質がスッキリ分析できます。(引用ではありませんので、表現の稚拙さはご容赦ください)

どんなプロスポーツでもやはり常勝チームは戦略(育成・補強)・戦術(バランスのとれた適材適所)ともに優れています。勝つことの他、魅せるプレーが求められる面もありますが、それが戦術に過度に織り込まれると、最近の巨人のような状態になってしまいます。
野球チームとしての戦略のMAXの視野を「視聴率・経営」に置き、戦術にこれを反映させてしまったといえないでしょうか。


大戦略(経営)→中戦略(補強・育成方針)→戦術群。
組織が大きいほど、戦略を多重構造化して考えたほうがより現実的で、スポーツの場合、上記構造でいえば中戦略が主導して機能した時、栄冠に近づき、ファンが喜ぶチームになると思ってます。
大戦略(経営)が独裁的に主導するのは、ことスポーツの面で言うと、強化されてもファンにとって、その後ありがたくない展開になりがちです。
メジャーでは「優勝後の経費増大による主力選手の大量放出により弱体化」、高校野球では[経営母体の体裁を守るための出場辞退]など。
選手はもちろん、ファンにとっても全くありがたくないです。
タイガース、ホークスはこの点でいうと成功例といえそうです。


大戦略(経営)→中戦略(補強・育成方針)→戦術群。
戦略が戦術の上位構造なのはもちろんです。
しかし、スポーツ観戦で、「戦略で負けているのに、戦術群の一つがズバ抜けていて劣勢を跳ね返す」というケースがあり、私が鳥肌が立つような興奮を覚えるのはこういう展開が多いです。
負けても、カタルシスを感じます。日本人ですね。厳しく見れば、こういう展開には強者の方にもミスがあるのでしょう。対人戦ならではといえそうです。


長くなりました。組織論のようになってしまいました。
次回は釣り編。組織ではなく「個人の意思決定過程」、「相手は魚」ですから全然違いますね。



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